クレオンは暴君へと変貌する。彼は自分がこうあるべきだと想像する姿になる。これがエナンティオドロモス、ギリシャ神話における、人生の岐路に立たされ、どちらの道を進むべきかという選択を迫られた時に、人間の真の姿が明らかになる瞬間と場所である。エナンティオドロモスとは、未来の人間が生まれる分岐点である…ゼウスの雷を掴もうとする成り上がり者のように、クレオンは権威によってのみ与えられる力についての教育と理解を欠いている。クレオンは、まず義務について考えるべきところを、権利について考えている。自分らしくあることは決して習慣ではない。アイデンティティとは探求であり、肯定であり、エナンティオドロモス、まるで包囲状態のようなものだ。私は誰なのか?私はどこへ向かうのか?私たちは常に自らに問いかけ、人生の神秘を探求しなければならない。しかし、自分自身について、そして世界との調和について知っていること、つまり何らかの確信を持つことで、何も存在し得ない。そうでなければ、アンティゴネは存在しないのだ…
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